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腕時計[Wristwatch] 【ROLEX】
リストウォッチ(ROLEX)
 左の写真は、私が仕事着で出かけるときにいつも愛用しているリスト・ウォッチです。(ピントがあまくてすみません。) 私にとっては飽きのこないそのデザインと、やや古風な感じがなんともお気に入りなわけです。少し傷もついていますが、それゆえに愛着があります。千個あっても自分のものが見分けられます。

 それはロレックス製、オイスター・パーペチュアル・デイト・ジャストと申します。1970年代前半あたりのモデルと思われます。1974年に購入された大切なかたからのいただき物であります。それでなくては私には高価で、とても持つことができません。

 ご存知かとは思いますが、腕の動きを利用してぜんまいの巻き上げを行う自動巻き装置がついています。もちろん
手巻きもできます。ちなみに、ある本によると腕のひと振りで約20分に値するぜんまいが巻かれるそうです。ストッパーがあるため、巻きすぎる心配はありません。
 子供時代の私にとって、腕時計は大人の象徴でした。高校入学のとき買ってもらったあの機械式時計には、やっと背伸びができたとの思いがありました。その頃すでにアイビートラッドに染まっていた私は、腕時計のベルトには黒のコードバンが一番だと、こだわり続けた頃がありました。それも、このROLEXを手にするまでの話ですが。 ROLEX

 休みの日には時計を替えますが、そちらはCASIOダイバーウォッチです。以前行ったことのある志摩スペイン村というテーマパークで、私はその時計を盗られた経験がありますので、紹介しておきましょう。

 あるアトラクションのマジックを私は見学していました。すると、そのマジシャンが私のことを、前に来るように手招きしました。私はしばらく彼の芸の手助けをさせられたあと、「ありがとう席へ戻ってもいいよ」と言われました。私にはスペイン語などわかりませんが、たぶんそう言ったに違いありません。握手を交わして席に戻った私に彼は、「ところで、いま何時頃だい?」と聞きました。その頃には、もう客席は爆笑のうずでした。私はそのときようやく、自分の腕から時計が消えていることに気がつきました。もちろん、彼は笑顔で「サンキュー」と言ったあと、私に時計を返してくれました。



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