TRADのお気に入りブレザー・ジャケット

ここでは私のお気に入りブレザー、ジャケット、スラックスなどをご紹介しています。
トラディショナルの魅力やトラッド的こころが、少しでもお伝えできればいいのですが。


トラディショナル・ブレザー(3つボタン段返り)     ◆お気に入りブレザーのご紹介
トラディショナル・ブレザーの特徴  ◆2ボタン・エンブレム・ブレザー(ニューヨーカー)
ニューポート・ジャケット           ◆ツィードジャケット(ニューヨーカー)
サマージャケット(J.PRESS)                 ◆ツィードジャケット(J.PRESS)



ブレザー(Blazer)
紺ブレザー(エンブレム付き)
 トラッドの定番となれば、こいつは忘れてはなりません。呼び名はたくさんあり、トラディショナル・ブレザー、その色からネイビー・ブレザー、そしてクラブ・ブレザーという言葉もあるようです。同じクラブのメンバー達だけに許されたお揃いのクラブ・カラーのブレザーを着て、胸にはお揃いのクラブ・エンブレムを付けたものだそうです。ちなみに、入会しているクラブなどない私は、Jプレスのエンブレムを着用しています。

 左の
ネイビー・ブレザーオンワード樫山の製品で、J.PRESSにそっくりのコピーバージョンです。コピーバージョンとはいえ、胸ポケットに付いたエンブレムは本物です…。
 じつは同じ色で同じサイズのブレザーがもう1着あり、そちらは本物のJ.PRESSだったりするんです。ツーパンツならぬ、ツートップス?

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お気に入りブレザーのご紹介 

胸のパッチポケット、脇のパッチ&フラップポケット、そして、ほぼ全体に施されたウェルトシーム(ダブルステッチ)が何ともトラディショナルですね。メタルの3つボタンは中1つ掛けで着用します。ご覧のように前ダーツがなくて、ストレートなシルエットが私は大好きです。 後ろ姿の特徴は、なんと言ってもセンター&フックベントでしょう。でも、マクベスやVANのそれとは少し趣きが違っています。背中のウェルトシームはなく、ごく普通の合わせになっています。マクベスやVANのブレザーは、肩や背中にもウェルトシームが効いています。
J.PRESSの赤いパイピングと背抜きのインサイド。下のオンワード樫山のブレザーのように、これの胸にもエンブレムを付けたいところです。 J.PRESS のロゴマーク。樫山さんの場合は、閉店してしまった"SANFRANSISCO"のロゴが、2003年現在未だに採用されているようです。

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紺ブレザー(エンブレム付き) ブレザー(キャメル)
こちらネイビーのブレザーです。胸のパッチポケット、脇のパッチ&フラップポケット、そしてメタルのボタン、それらはすべてブレザーの大きな特徴ですね。淡い色から柄物までの様々なボトムスと相性が合います。 毛織りフランネル(略してフラノ)は、ブレザーの代表的な素材ですね。こちらはキャメルのブレザーです。このブレザーには、やや濃い目のスラックスやチェックなどの柄物スラックスもよく合わせます。
ブレザー(ブラックウォッチ) ブレザー、etc
ソリッド(無地)ブレザーに対して、こちらはパターンドブレザーの一種でタータンブレザーと呼べばいいでしょうか。ブラック・ウォッチ(黒い番人)とは、こういう青地に緑と黒の配色のタータン格子のものだったと思います。 これらお気に入りのブレザーは、お客様と会わないとわかっている日には会社にもよく着ていきます。さすがにお客様を訪問する際には、スーツ優先ですけどね。でも、楽しいアフターファイブでも活躍しています。

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トラディショナルブレザーの特徴]

・肩はあくまでもナチュラルショルダーで、ウェストもほとんど絞らないストレートなシルエットで、着る人を選びません。

シングルブレスト3つボタン段返りで中1つ掛け、つまり真ん中のボタンを1つ留めます。ブレザーというからには、ボタンはメタルボタンです。

・胸はパッチポケット、脇はパッチ&フラップポケットダブルステッチが施されています。

※ポケットの名前については「ポケットの雑学」を参照してください。「ポケットの雑学」のページへGO!

センターベントフックベントが基本です。
ブレザー(キャメル)

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ニューヨーカー2ボタン             ※写真をクリックすると拡大表示します

エンブレム付き、金ボタン、ニューヨーカー ニューヨーカーのタグ
前述のエンブレム付きブレザーはパッチポケットであるのに対して、こちらはウェルトポケットにエンブレムがくっ付けてあります。そして脇はフラップポケットになっていますが、ちゃんと金ボタンでアイビーの私好みになっています。 このアイテムは、ブレザーに入れようかジャケットに含めようかと、少し悩ましいところだったのですが、ご覧のようにタグにはニューヨーカーのブレザーだと記されていますね。2002年9月にネットオークションで落札しました。

※ポケットの名前については「ポケットの雑学」を参照してください。「ポケットの雑学」のページへGO!

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ニューポート・ジャケット(Newport Jacket) 
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ニューポート・ジャケット(前) ニューポート・ジャケット(後)
ダブルのブレザーの一種ともいえるのですが、この4つボタン2つ掛けの場合は特にニューポート・モデルと呼ばれます。胸はウェルトポケット、脇はフラップポケットで、フロントダーツのないストレートラインのいわゆるトラディショナル仕様です。 ダブルブレストでセンターベントの服もなくはないでしょうが、やっぱりこの場合サイドベンツがよろしいですね。余談ですが、上着の裾の割れ(ベント)が真中に一つだとセンターベント、両サイドに二つだとサイドベンツと「複数形」で呼びますね。
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ニューポート・ジャケット(内側) ニューポート・ジャケット(タグ)
赤いパイピングと、背抜きの内側です。

さて、ニューポート・モデルという名前は、トレーナーと同じくVANの命名による和製英語ですが、船乗りさんの制服みたいなネイビーカラーでダブルのこの服を、見事に言い当てている感じです。
おなじみの J.PRESS のタグ。

そしてニューポートとは、1954年から始まったアメリカ・ジャズ最大のイベント「ニューポート・ジャズ・フェスティバル」の開催地で、アメリカ東部ロードアイランド州の地名でもあります。

※ポケットの名前については「ポケットの雑学」を参照してください。「ポケットの雑学」のページへGO!

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ジャケット(Jacket)                  
ツィード・ジャケット  ※写真をクリックすると拡大表示します                     
ツィードジャケット ヘリンボーン(茶) ヘリンボーン(茶) ニューヨーカー
三つボタン段返り、胸はウェルトポケット、脇はパッチ&フラップポケット、ウェルトシーム、センターベントなど、お馴染みのスタイルに、革で作ったくるみボタンがつきます。 茶系のヘリンボーンがいい味を出しています。ベーシックなスポーツジャケットの代表選手のような、ヘリンボーン・ジャケット。やっぱりツィードのジャケットはいいですね。
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ツィードジャケット ニューヨーカー ツィードジャケット ニューヨーカー
こちらもツィードのジャケットですが、上のものと違うのは脇ポケットがパッチ&フラップではなくフラップポケットになっています。ずん胴型のシルエットもツィードだと体によく馴染むことでしょう。 シェパードチェックが多色づかいで格子になっているので、これはガンクラブチェックと呼べると思います。
上と同じくこちらもニューヨーカーのものです。

※ポケットの名前については「ポケットの雑学」を参照してください。「ポケットの雑学」のページへGO!

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サマージャケット                                               

夏の定番サマージャケットです。素材はコットン100%。たて糸が白糸、よこ糸がブルーの糸のこの織物は何といったかな。胸がウェルトポケットで、脇がパッチ&フラップポケット。そしてカジュアルな貝ボタンがついています。 表地はコットン100%で、裏地はキュプラです。夏のジャケットだけに、裏地が背中の部分だけ省かれる「背抜き」と呼ばれる仕様になっていて暑さに対応したつくりになっています。ちなみに、センターベントのフックベントです。
ツィード(J.PRESS)
暑さ対策のため背抜きになっていますが、それ以外の部分はきちんと裏地が施されています。この方が滑りが損なわれず着心地がいいでしょう。ご覧のようにJ.PRESSの赤いパイピングもさり気なくそのままです。 先代のデジカメで撮影した画像なので画質が悪いですね。こちらは茶系ツイードのジャケットで、これまた赤いパイピングのJ.PRESSです。このジャケットは、何年か前にフリーマーケットで格安で購入したものです。

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