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マテリアルの雑学

UPDATE 2005/08/27


 

マテリアル[Material]

 辞書によるとマテリアルとは、(1)材料・原料、(2)生地・素材、ということになります。衣類や服飾品におけるマテリアルにも、さまざまな種類があるものです。ここでは、トラッド好みのマテリアルについて、少しずつ紹介していくことにしましょう。
とは言っても、例によって私の独断と偏見であることはお断りしておきましょう。


トラッド好みのマテリアル

ダイヤゴナル サキソニー
コーデュロイ

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ダイヤゴナル 
[Diagonal]
サキソニー 
[Saxony]
ダイヤゴナル サキソニー
 ダイヤゴナルとは、元来は柄の名称で綾や太い綾織り柄のことですが、綾織りホームスパンの一種ダイヤゴナル・ツイードを指してこう呼ぶこともあります。コート、スポーツジャケット、スラックスなどに用いられる素材です。写真はスーツの生地ですが、右のサキソニーを拡大したような感があります。ダイヤゴナルは「はす縞の」とか「斜線の」の意味があるそうです。  サキソニーはドイツ語のザクセンのことで、本来はドイツのザクセン地方のドイツ・メリノ種の羊毛を使っていたことから名づけられているようです。サキソニー羊毛またはボタニー種のメリノ羊毛を使った上等の紡毛織物です。平織りまたは綾織りで、軽く起毛してけばを短く刈ったもので、柔らかい手触りがありスーツなどに使われることが多い高級服地の代表格です。

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コーデュロイ 
[Corduroy]
コーデュロイ
 ビロード織りのものを、縦にけば畝を通すためにカットしたもので、日本では「コール天」とも呼ばれます。英名コーデュロイは、フランス語のcorde roi「王様の畝(うね)」から転化したものと言われています。起毛してあるため肌触りや保温性が良いため、カントリーウェアなどによく使われる素材です。写真は私のオッドベストです。

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